大東文化大学様の卒業者向けの広報誌2025年度「オーバーブリッジ」制作事例です。
大池デザインでは、企画構成・デザイン・撮影・取材・スケジュール管理まで、すべてをワンストップでお任せいただきました。
昨年度の制作事例はこちらからお読みいただけます。2024年度広報誌「オーバーブリッジ」制作事例
プロジェクト概要
クライアント:大東文化大学
発行時期: 2025年7月
仕様:A4仕上がり中綴じ16ページ
・主な内容
陸上競技部 女子長距離 現役生と卒業生の座談会、課外活動団体紹介、寄付実績、使途報告、大学からのお知らせ
対応範囲:企画構成/デザイン/撮影/ライター手配/進行管理/データ納品
特集記事(陸上競技部 女子長距離 現役生と卒業生の座談会)の取材・撮影は1日で行い、
ページ内のほか、表紙用の撮影も行いました。
制作の背景と目的
広報誌『オーバーブリッジ』は、ご卒業生に向けて大学の最新の取り組みや学生の姿を伝え、母校への親近感や共感を深めてもらうことを目的とした広報誌です。
2024年度版で培ったトーンを継承しつつ、2025年度版では内容の充実と読みやすさの向上を意識した構成としました。
単なる情報発信にとどまらず、「読んで楽しい」「手元に残したい」「応援したい」広報誌とすることで、卒業生と大学との関係性をより豊かなものにすることを目指しました。
SNSやデジタル媒体では伝えきれない、「人と人のつながり」を紙で表現することが課題。
そのため、大池デザインでは次の3つを意識しました。
- 懐かしさを感じるデザインとトーン
→ 卒業生がページをめくった瞬間、母校を思い出すような温度感。
堅い印象ではなく、読みやすく親しみやすい紙面構成に。 - 幅広い年齢層に読みやすい構成
→ 卒業生は約10万人。読者層は、年代も幅広い。
見出し・余白・文字サイズの最適化で、世代を問わず楽しめる誌面。 - ストーリーが伝わるレイアウト
→ 写真とテキストのバランスを丁寧に設計し、感情が伝わるページ展開に。
制作スケジュールと進行管理
2025年6月中旬のデータ納品を目指し制作を進めていきました。
※今回は、大学様側での印刷手配でしたので、印刷期間は含まれておりません。必要がございましたら、印刷の手配まで対応いたします。ご希望の方はご相談ください。
1月下旬に台割原稿を提出いただき、その後ラフ案制作を進めました。
16ページの構成・1回の取材と撮影・デザイン制作を行いました。
また今回は4月中旬頃より、2枚のチラシが追加になりましたので、3媒体の同時進行で6月中旬納品で制作を進めました。
撮影・取材について
3月下旬に行い、限られた時間の中で約4時間で完了しました。撮影では、予めシーン決めを行い、スムーズに行うことが出来ました。2年連続天候に恵まれ、屋外カットも予定通り撮影。現場では、学生や教職員が自然体で写るよう、リラックスした雰囲気づくりを心がけ、大学の日常の空気感を大切にしました。
スケジュールをより詳しく
大学側より支給いただいた原稿をもとに、デザイン制作をスタートしました。
制作工程は、初校・再校・最終校の三段階校正を基本とし、各段階で内容・表記・レイアウトの確認を行いながら進行しています。校了後は、入稿前チェックおよび最終社内校正を経て、印刷用データを納品しました。
本冊子は全16ページ構成で、企画内容や原稿確定のタイミングにより、ページごとに進行度が異なる状況でした。そのため、全体の進捗を常に把握しながら、6月の納品スケジュールに合わせて工程を随時見直し・再調整することで、無理のない制作進行を行いました。
大学側とのやり取りを密に行い、状況に応じて優先順位を整理しながら進行することで、最終的にはスケジュール通りの納品を実現しています。
※下記は4月時点でのスケジュール目標となります。

デザインコンセプトと表現の工夫
大東カラーであるグリーンを基調に、落ち着きと品のあるトーンにしています。大学としての信頼感や歴史を感じさせるデザインとしました。
一方、特集ページの「陸上取材」「学部紹介」など、学生の活動や雰囲気に合わせて、色彩豊かで明るいトーンを採用しています。ページごとに表情を持たせることで、誌面全体にリズムを生み、読み進める楽しさを感じられる構成としました。
また、ご卒業生の方々が、当時の記憶を自然と思い出せるよう、親しみやすさや温度感にも配慮しています。
各ページのポイント
表紙

表紙は、特集記事のメイン写真を大きく配置。
→ 松山キャンパスの陸上トラックを背景であることや、陸上競技部の雰囲気から「母校への懐かしさ」を意識
タイトルロゴ『オーバーブリッジ』は、キャンパス内に実在する橋をモチーフに制作。
→ 「BRIDGE」の“D”を橋のアーチに見立て、“つながり”を象徴。
画像トリミングのアーチなども、「オーバーブリッジ」を感じられるようなカーブにしています。
P2-4 陸上競技部 女子長距離 現役生と卒業生の座談会
特集企画のひとつとして、「女子長距離を語る」をテーマにしたスペシャルトークを掲載。
卒業生でありオリンピック選手の鈴木優花選手を迎え、現役選手、監督との三者による対談形式で構成しています。
陸上部を選んだきっかけや競技への向き合い方、現在の思い、そして今後の目標まで、立場の異なる3名それぞれの視点を丁寧に掘り下げて紹介しています。
紙面デザインでは、アスリートの華やかさや力強さを感じさせつつも、情報が過度にならないよう整理し、シンプルでスタイリッシュなレイアウトを意識しています。写真とテキストのバランスを丁寧に設計することで、読み進めやすく、印象に残る特集ページを目指しました。
Web記事はこちらからお読みいただけます
【特別座談会vol.3】卒業生×現役生 女子長距離を語る
P4 陸上競技部 女子長距離 現役生と卒業生の座談会 P5-7課外活動団体紹介


「課外活動団体紹介」では、歴史ある11団体を紹介し、学生たちの“いま”を写真とコメントで丁寧にご紹介。
活動の雰囲気や学生一人ひとりの表情が伝わるよう、色彩豊かで明るいトーンに。
誌面からエネルギーを感じられる構成です。
ご卒業生の方々にとっては、現在の学生生活に触れると同時に、自身の学生時代を重ね合わせて楽しめるよう親しみやすさを意識しています。
P8 学部紹介 P9大学からのお知らせ

P8の3つ目の特集企画では、学部紹介にフォーカスしています。
「スポーツ・健康科学部」について紹介。スポーツを意識した、爽やかでスポーティなカラーにしました。
P9では、周年トピックスや出版リストの案内など、大学からのお知らせをまとめています。
情報量が多くなりがちなページのため、項目ごとの整理や視線誘導を意識し、読みやすさを重視した構成にしました。
P10-11 寄付実績

寄付実績は支援内容別に整理し、写真を添えることで、支援のイメージがより伝わりやすい構成としました。
各支援のカラーは、P12以降の使途報告ページと連動させており、誌面全体を通して一貫性のあるデザインとなっています。
P12-13 100周年記念事業一覧


使途報告では、学生や各クラブから寄せられたお礼の言葉や写真を通して、寄付金がどのように活用されているのかを臨場感をもってご紹介しています。具体的な活動の様子や成果を可視化することで、支援が大学や学生の成長につながっていることを実感できる構成としました。寄付金の活用内容を明確に伝え、寄付者の皆さまに安心感と納得感を届けるとともに、今後の支援への前向きな気持ちにつながるページを目指しました。
裏表紙

大学からのお知らせを楽しげにお届けしています。
オーバーブリッジのアーチをイメージした円のモチーフを取り入れ、画像やイラストを効果的に配置。
読み進めながら、楽しんで情報を得られるページを目指しました。

細部までこだわります!
- 加工前
- 青空加工後
撮影画像では、より良く、美しく見えることを意識し、青空の色味を中心に加工を施しています。
細部まで丁寧に仕上げることで、誌面全体の完成度に大きな差が生まれます。
ノンブルにも大東文化大学らしさを意識し、「オーバーブリッジ(松山キャンパスにある全長300mのアーチ型の連絡通路)」アーチモチーフを取り入れました。一見些細な要素ですが、細部までこだわることで、冊子全体に「らしさ」をさりげなくプラスしています。
ワンストップで実現する、安心の制作体制
大池デザインでは、広報誌制作のすべての工程を一括でサポートしています。
対応範囲一覧
- 企画構成・ページ設計
- デザイン・レイアウト制作
- 撮影・カメラマン手配
- 取材・ライター調整
- スケジュール調整・進行管理
- 印刷データ納品まで対応
「複数業者(カメラマンやライターなど)への連絡を減らしたい」
「短期間でも安心して任せたい」
「○月には発行したいけど、いつから始まればいい?」など
そんな声に応えるのが、大池デザインのワンストップ体制です。
すべての制作工程を自社で把握しているため、
クオリティを保ちながらも、柔軟でスピーディーな対応が可能です。
ご相談・お問い合わせ
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